「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズといえば、ペットや魔法生物。
今回はグリンデルバルドのペットについて、調べていきたいと思います。
グリンデルバルドのペットとは?
獄中のグリンデルバルドの足元にいて、馬車では“アントニオ”と呼ばれて抱き上げられます。
しかし、あっさりと上空で捨てられてしまいます。
その魔法動物は、映画では説明がされていませんが、書籍「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 映画オリジナル脚本版」(英語版)では“チュパカブラ”と書かれています。
この動物は「幻の動物とその生息地」に記載がなく、シリーズ初登場です。
1927年当時、グリンデルバルドは“アントニオ”という名前のチュパカブラをペットにしていました。
特徴は6本の脚と鋭い歯を持ち、体からトゲが生えています。
名称は、南米で目撃される家畜の血を吸う未確認生物(UMA)と同じです。
「幻の動物とその生息地」って?
『幻の動物とその生息地』は、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する書物。
2001年にJ・K・ローリングが架空の著者ニュート・スキャマンダーのペンネームを用いて刊行した、ハリー・ポッターの世界における魔法生物に関する書籍のことです。
また『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の元となった書籍でもあります。
ホグワーツ魔法魔術学校で使われる教科書で、内容は魔法生物に関する基礎知識や、約85種(新装版では91種)の魔法生物の生態と危険度を示しており、著者は魔法生物研究者のニュート・スキャマンダーです。
ダンブルドアの前書きが追記されていて、前書きにはこの特別版の目的(コミックリリーフのチャリティ)についての説明が書かれています。
売り上げ1冊あたり、表示価格の80%以上が世界中のさまざまな地域に住む貧しい子どもたちに直接渡るようになっていて、本の収益はコミックリリーフに寄付されたようです。
ハリー・ポッターの世界においては、本書はホグワーツの一年生の必修教科書であり、初版から定評のある教科書でした。
三年生まで魔法動物飼育学の授業がないため、なぜ一年生でこの本が必要なのかは不明です。
本の序文ではダンブルドアが「この本がホグワーツに加えて魔法使いの家庭でも素晴らしい参考文献になる」と述べています。
私達の世界でのチュパカブラ
私達の世界でも、チュパカブラは存在すると言われています。
チュパカブラは主に南米で目撃される吸血UMAであり、チュパカブラスとも呼ばれています。
この生物によって家畜の血が吸われたと相次いで報告され、スペイン語で「吸う」という意味の「チュパ」と、「ヤギ」という意味の「カブラ」から、「チュパカブラ(ヤギの血を吸う者)」と呼ばれるようになりました。
目撃報告に細かな違いはありますが、身長は約1m~1.8m程度で毛に全身が覆われていて、赤い大きな目をしており、牙が生えていて、背中にトゲ状のものがあります。
直立する事ができて、2~5mもの驚異的なジャンプ力があるようで、翼を持っていて空を飛んだという証言もあります。
家畜や人間を襲い、その血液を吸い、血を吸われたものの首周辺には、2箇所から4箇所の穴が開いているといわれ、一説には細長い舌で穴を開けて血を吸い出したというものもありますが、牙によるものとも考えられます。
チュパカブラの正体については、動物説、想像説、人間説など、様々な説があります。
まとめ
『ハリーポッター』シリーズだけでなく、私達の世界でもペットは大切にしますが、グリンデルバルドのペットであるチュパカブラは、捨てられてしまいました。
グリンデルバルドにとって、ペットとは何だったのでしょうか…?
チュパカブラについては、「ハリーポッター」の世界と、私達の世界での違いは、あまりないように思いました。