ナギニとバジリスクは別蛇?動物園にいた蛇や食べられた先生も!

ナギニとバジリスク

ハリー・ポッターシリーズ&ファンタスティック・ビーストシリーズには、要所要所に蛇が出てきます。

 

普段、生活していて蛇に出会うことはあまりありませんが、蛇にはなるべく出会いたくないものですよね。

ハリポタ&ファンタビの世界でも、蛇は、あまり好かれていないキャラクターとして描かれています。

 

ですが、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」では、あのナギニがとっても美しい女性として登場していて、世間を賑わせていましたね。

 

ナギニって「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に出てきたバジリスクと同一蛇なのかな?

ステゴサウルス

蛇使い

違うよ。「ハリー・ポッターと賢者の石」で動物園にいた蛇も、違う蛇だよ。

今回は、ハリポタ&ファンタビの物語に登場する3匹の蛇について書いていきたいと思います!

ナギニ

ナギニ風

私たちが初めてナギニに出会ったのは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」だと思います。

ナギニは登場してからその生涯に幕を閉じるまでに、少なくとも4人の死や怪我に関わっています。

 

1人目:バーサ・ジョーキンズ

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の冒頭では、魔法省の魔法ゲーム・スポーツ部勤務のバーサ・ジョーキンズという女性職員が、休暇で訪れたアルバニアで行方不明になっている、という噂が流れていました。

 

バーサ・ジョーキンズは、部署から部署へたらい回しされるような少々厄介者の職員で、あまり真剣に探してもらえていないようでした。(どこの職場にもいますよね。さすがに日本だと、無断欠勤2日以上くらいで大騒ぎになるとは思いますが…)

 

実はこのバーサ・ジョーキンズは、アルバニアでワームテールに出会い、ワームテールに言いくるめられてヴォルデモートの居場所まで連れて行かれてしまい、色々と聞き出された末、心も身体も壊されてしまいます。

 

ヴォルデモートにとって、利用価値のないくらいの廃人になってしまったバーサ・ジョーキンズは、ヴォルデモートに処分され、生贄としてナギニに与えられます。

この出来事により、ナギニはヴォルデモートの分霊箱となるのでした。

 

2人目:アーサー・ウィーズリー

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」では、ナギニはアーサー・ウィーズリーを襲います。

その時ハリーは、ナギニと一体化してまるで自分がロンの父を襲ったかのような夢を見ます。

 

3人目:ある先生を…

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」では、ナギニはある先生を食べてしまいます。

詳しくはこちら(ページ下部へ飛びます)

 

4人目:スネイプ先生

「ハリー・ポッターと死の秘宝」では、ナギニはヴォルデモートの指示により、セブルス・スネイプを殺害します。

 

その直後、ネビル・ロングボトムにグリフィンドールの剣で切られ、ナギニは絶命します。(1998年)

ナギニ怖いなぁ。

ステゴサウルス

蛇使い

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」を見るとイメージが変わるよ。

 

とにかく残虐な蛇、というイメージのナギニでしたが、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」では、綺麗な女性の姿で登場します。

※ハリー・ポッターシリーズ:1990年代、ファンタスティック・ビースト:1920年代

 

ナギニの正確な生年月日は不明ですが、1927年の時点で、フランス・パリのサーカスでパフォーマーをしていました。(20代前半くらいに見えました。)

当時のナギニは、普段は人間の女性でしたが、ヘビに変身することが出来ました。

ナギニはマレディクタスであり、いずれ永久的に動物の姿になってしまう運命にありました。

※マレディクタス:母から娘へ受け継がれる血の呪い

 

また、1927年当時のナギニは、クリーデンス・ベアボーンと親しい関係にありました。

ナギニは、自分の出自が分からないことや、愛されなかった過去について悩んでいたクリーデンスの隣に常に寄り添い、励ましていました。

 

悲しいことに、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の終盤に、レストレンジ家の墓で行われた集会のグリンデルバルドの演説に感銘を受けてしまったクリーデンスは、グリンデルバルドの側に付いてしまいます。

なんとか、クリーデンスを引き止めたかったナギニでしたが、思いは届かず、クリーデンスとナギニは別々の道を歩むことになりました。

 

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」に登場するナギニは、大切なクリーデンスと別れることになっても、クリーデンスを追いかけてしまわず、自分の信じる側に留まります。

 

ところどころ、クリーデンスとナギニは、悲しい過去を抱えた者同士、共依存のような関係になっているのかなぁと思っていたのですが、ナギニはもう少し強い人だったようです。

※ナギニにどんな過去があったのかはまだ分かりません。

 

このナギニが、70年後にはヴォルデモートの側についてしまうとは到底思えませんが、これから色々とあるのでしょうね。

 

ナギニが、どんな種類の蛇なのかは不明です。

人間の姿のナギニを演じるのは、韓国人女優のキム・スヒョンさんです。

 

蛇使い

ヴォルデモートが何かを好きになることがあるとすれば、それはナギニである」とダンブルドアは言っていたよ。
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バジリスク

バジリスク

バジリスクは特定の1匹の名前ではなく、「バジリスク」という種類の蛇全体を指します。

 

バジリスクは、ハリポタ&ファンタビの世界だけに存在するわけではなく、古くからヨーロッパで言い伝えられているの想像上の生物です。

 

「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」に、日本の妖怪であるカッパがカッパ役で出てきていましたが、それと同じような感じですね。

 

言い伝え上のバジリスクは、全ての蛇の上に君臨するヘビの王です。

バジリスクは、雄鶏の産んだ卵をヒキガエル(またはヘビなど)が孵化させて生まれると言われています。

ハリポタ&ファンタビの世界では、腐ったハーポ(Herpo the foul)が最初にバジリスクを飼った人物と言われています。

 

ヨーロッパでは古代から、バジリスクは見ただけで人の命を奪うことが出来ることや、匂いだけで他の蛇を絶命させるほど強力な毒について語られていました。

 

魔法界のバジリスクも、毒牙と目からの直接的な光線は人を絶命させ、間接的な光線は人を石化させると言われています。

バジリスクは蛇の仲間なので、パーセルタングを話せるパーセルマウスであれば意思疎通ができ、ある程度行動を制御させることが出来ます。

 

バジリスクは「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で私たちに恐怖を与えました。

(このバジリスクは、スリザリン寮の創設者サラザール・スリザリンが飼っていたバジリスク)

少なくとも1人の命を奪い、1匹の猫、3人の生徒、1人の幽霊を石化していましたね。

被害者

  • マートル・エリザベス・ワレン(嘆きのマートル)50年前・死亡
  • ミセス・ノリス(アーガス・フィルチの猫)
  • コリン・クリービー
  • ほとんど首なしニック
  • ジャスティン・フィンチ=フレッチリー
  • ハーマイオニー・グレンジャーを石にしたのは、です。

このバジリスクは、サラザール・スリザリンによってホグワーツの秘密の部屋に隠されていました。目的は、学校内のマグル生まれを一掃することです。

※コリン、ジャスティン、ハーマイオニーはマグル生まれの魔法使いでした。

※ミセス・ノリスは水面の反射、コリンはカメラのレンズを通して、ジャスティンはほとんど首なしニック越しに、ハーマイオニーは手鏡越しにバジリスクを見てしまったため、命を落とすことはなく石化しました。

※ほとんど首なしニックは、既にこの世の者ではなかったので、石化しました。(二度は死ねない。)

 

このバジリスクを操ることができたのは、スリザリンの継承者、トム・リドルのみで、ハリー・ポッターなど他のパーセルマウスは制御することが出来ませんでした。

 

このバジリスクは、ハリー・ポッターに倒されました。

バジリスクの牙でハリーがトム・リドルの日記を貫くと、トム・リドルは消えました。

トム・リドルの日記は1943年に、トム・リドルがホグワーツ魔法魔術学校6年生だったときに、初めて制作された分霊箱でした。

「ハリー・ポッターと賢者の石」で動物園から逃げた蛇

動物園の蛇

「ハリー・ポッターと賢者の石」の序盤。

まだ、ホグワーツに入学していないどころか、自分が魔法使いであることも知らず、バーノンおじさんの家の階段下の物置で暮らしていた頃のハリー。

 

ダドリーの誕生日に訪れた動物園で、ハリーは大きな蛇に出会います。

ハリーは無意識のうちにパーセルタングを使い、蛇と会話します。

この蛇はミャンマー原産の蛇ですが、動物園生まれで、両親のことは知らないとのことです。

両親を知らないのはハリーも同じです。

 

ハリーと蛇が会話をしていると、ダドリーがやって来ました。

ガラスをバンバン叩くダドリーをハリーがじっと見ると、ガラスが消えて、ダドリーは勢い余って蛇のスペースに落ち、蛇は逃げ出してしまいました。

この蛇はこの後、逃げ出したのか、それとも動物園関係者に捕獲されたのかは分かりません。

「この動物園の蛇はナギニ?」と思ってしまいますが、この蛇とナギニは、別の蛇です。

 

ちなみに、このシーンが撮影されたロケ地は、イギリスのロンドン動物園だそうです。

この蛇は悪くなさそうだったよ。

ステゴサウルス

蛇使い

可愛い顔をしているね。この蛇は良い蛇だよ。

食べられた先生とは?

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」の冒頭、マルフォイ邸にてヴォルデモートと死喰い人が、テーブルを囲んでいました。

 

テーブルの真ん中には、天井から吊り下げられている女性が。

マグル学のチャリティー・バーベッジ先生です。

 

チャリティ・バーベッジ先生は、日刊予言者新聞にマグルを擁護する主張を載せたため、ヴォルデモートに捕らえられたのでした。

 

死喰い人としてその場に参加していたセブルス・スネイプに助けを求めたチャリティ・バーベッジ先生。

しかし、スネイプは応じませんでした。

 

チャリティ・バーベッジ先生は、ヴォルデモートにより「アバダ・ケダブラ」で殺害され、ナギニの餌にされました。

 

チャリティー・バーベッジ先生を演じたのは、キャロリン・ピックルズさんという女優さんでした。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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