強大な力を持つ闇の魔法使いグリンデルバルドは、ニューヨークを訪れていた魔法生物学者のニュートとマクーザ(MACUSA:アメリカ合衆国魔法議会)によって身柄を拘束されました。
しかし、グリンデルバルドは予告通り逃亡し、支持者集めに乗り出します。
今回はその脱獄方法や目的などを、私の考えも交えて考察していきますね!
グリンデルバルドの脱獄方法は?
映画冒頭で、グリンデルバルドは話術が上手いので看守が言いくるめられて裏切る可能性があるということで、彼の舌を切って監視を増やしました。
ですが、対策前に彼は看守を味方に引き入れ、ニューヨークからロンドンの刑務所へと彼の移送の時には、看守はすでにグリンデルバルドに心酔していて、グリンデルバルドと入れ替わっていました。
正体を現した看守の舌が切れてるのも、対策前に入れ替わっていたからでした。
その看守とはなんと、アメリカ魔法省にいるグリンデンバルドの支援者であるアバナシーでした。
アバナシーの手引きによって、ニューヨークを出発してロンドンへと護送中にグリンデルバルドは脱走したのです。
As we race towards #FantasticBeasts: The Crimes of Grindelwald’s release on November 16, remember to #ProtectTheSecrets. pic.twitter.com/Ua1waTzs6I
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) 2018年11月9日
ここでも彼の恐ろしい所(話術で他人を心酔させる)がわかりますよね。
恐怖で他人を平伏させるのではなく、他人を自分から平伏させるのですから、ヴォルデモート卿とは違ったカルト教団の教祖じみた恐ろしさがあると思います。
グリンデルバルドが変装したという部下は?
前出したように、アメリカ魔法省に勤めているアバナシーが、グリンデルバルドが変装していた部下なのですが、アバナシーについてわかっている事は少ないです。
アバナシーのプロフィール
名前 | アバナシー (Abernathy) |
---|---|
性別 | 男性 |
職業 | アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)職員 |
所属 | アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)
グリンデルバルドの軍勢(側近) |
ファンタスティックビースト続編、アバナシーかえってくるんだ へ へ へえ………へへ えぇhttps://t.co/9CTAqWKIpk pic.twitter.com/S5wHqpLxIi
— 志 (@aktf_wcbh) 2017年7月3日
アメリカに住んでいる英国魔法使いで、ティナやクイニーの上司(監督者)でもありました。
いつ、どのように、グリンデルバルドと入れ替わったのか、切られた舌はどうなったのか、と疑問はつきないのですが彼のその後については、まだ明かされていません。
グリンデルバルドの目的とは?
グリンデルバルドの目的は、魔法使いによって世界を支配することです。
自分が魔法使いであるために、マグルから隠れて暮らすというのが納得出来なかったグリンデルバルドは、魔法の力でマグル(ノーマジ)を支配する新体制を作ろうとしていたのです。
この思想には、過去にダンブルドアも賛同していました。
しかし、これをきっかけに妹を死なせてしまい、ダンブルドアはグリンデルバルドと袂を分かつことになりました。
この過去はダンブルドアにとっては辛い過去となっています。
「より大きな善のために」ダンブルドアが言いだしたことですが、グリンデルバルドはこれをスローガンに活動をしています。
この「善」とはグリンデルバルドの目的である、魔法使いによって世界を征服することです。
そのためには、多少の犠牲も厭わないということなのでしょう。
ダンブルドアと出会った頃は、死の秘宝を集めるという目的がありましたが、ニワトコの杖を手に入れた時点で自分の軍隊を作りはじめました。
死の秘宝よりも、ダンブルドアに計画を妨害されることに目を向けたのかもしれませんね。
グリンデルバルドの罪とは?
原題となっている『The Crimes of Grindelwald』、グリンデルバルドの罪とは何だったのでしょうか。
確かに沢山の人が死んでいますが、グリンデルバルドが直接手を下したわけではありません。
では、何が罪だったのでしょうか…?
本作『黒い魔法使いの誕生』の原題は「The Crimes of Grindelwald (グリンデルバルドの罪)」であるが、クリーデンスへ嘘を言い伝えたことこそが、原題が指す「グリンデルバルドの罪」である
引用:THE RIVER
劇中で、オーストリアの拠点に戻ったグリンデルバルドは、クリーデンスに「実は、クリーデンスはアルバス・ダンブルドアの弟、アウレリウス・ダンブルドアだ」と言ったのです。
この言葉を聞いたクリーデンスは何かが吹っ切れたようで、巨大な魔力を開放するのですが…引用にある『嘘を言い伝えたこと』とは❝ダンブルドアの弟❞ということです。
ダンブルドアの血族なのでしょうが❝弟❞ではないと思います。
ダンブルドアの家族構成は父母と弟のアバーフォース、妹のアリアナですし、クリーデンスとは歳も離れていますので、従弟とかの血縁かもしれません。
邦題の「黒い魔法使いの誕生」とは、グリンデルバルドのことではなく(彼は既に誕生している)クリーデンス(アウレリウス・ダンブルドア)の誕生を示唆していたのだと思います。
In one year, return to the Wizarding World with Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald. #MagicInProgress #FantasticBeasts pic.twitter.com/8aWj8xhGj5
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) 2017年11月16日