まず、サイコパスとは…精神異常者という意味です。
気が狂っているのではなく、知的障害があるわけでもないです。
また、見た目では一般の人と見分けることは、できません。
世間が驚くような、凶悪な犯罪を犯して、初めてサイコパスだと、みなさんが気づくのではないでしょうか。
サイコパスはあくまで反社会的人格の一種であり『サイコパス=犯罪者』というわけではありません。社会的イメージから犯罪者ばかりが目立ちますが、社会的信頼の高いサイコパスも多数います。
引用:刑事事件弁護士ナビ
サイコパスの主な特徴
- 口が巧く、社交的で魅力的に見える。
- 他者に対する冷淡さや共感のなさ。
- 感情の一部(良心)が欠如している。
- 結果主義である。
- 地位の高い職業に就いている。
- 過大なプライドを持ち、自己中心的である。
- 幼少期に問題のある行動・行為が多かった。
(参考:刑事事件弁護士ナビ)
以上を踏まえて、リドル(ヴォルデモート)、ダンブルドア、グリンデルバルトと考えていきたいと思います。
リドル(ヴォルデモート)の場合
少年~学生時代
彼の少年時代を考えると、サイコパスの特徴の⑦に当てはまります。
他の孤児に対して仕返しをするのに魔法を使ったり、遠足では同じ孤児院の生徒2人を、洞窟に連れ込んで魔法を使い、その2人は恐怖の為、何が起きたのかは話さなかった。
このように「幼少期に問題のある行動・行為」をしていましたが、周囲の大人が気付くことは、ダンブルドアが現れるまではなかったのかもしれませんね。
ホグワーツに入学してからは、①②が当てはまっているのではないでしょうか。
「貧しいけど優秀な生徒、孤児だが勇敢な監督生で模範生」と自分で表現したように口が巧く、けた外れの演技力で社交的で魅力的に見えるように、周囲の者達を騙して他者に対する冷淡さや共感のなさを隠していたように思います。
そして、秘密の部屋の事件があり、その夏には祖父母・父親と殺害しています。
③⑥は通して当てはまっていると思います。
ヴォルデモート卿時代
成長した彼は①~⑦の特徴、全てに当てはまります。
映画などで描かれることは、なかったですが、日常的に許されざる呪文を使っていたし、死喰い人達にも使わせていました。
死喰い人を増やすのに、策略や恐喝を駆使していたようです。
他にも、権力や財力を求めて、自分から死喰い人になった者達もいます。
「賢者の石」ではクィレルを騙して、身体を手に入れようとしました。
「謎のプリンス」「死の秘宝」では殺人と拷問を犯しています。
結果(魔法界を手中にする?)の為には、手段を選ばず、自分は頂点に君臨するという、結果主義であり、プライドが高く自己中心的だったと思います。
このように、彼の行動や言動を、特徴に当てはめると、全てに当てはまってしまいます。
トムリドルについてのまとめ
ここからは私の考えなのですが、リドルは生まれた時から、サイコパスであったと思います。
リドルの母親の一族は、数世代に渡る血族婚・近親交配をしていました。
そのため、リドルが精神異常者として産まれても、おかしくはありません。
ただ、異常な行動をするかしないかは、少年時代の環境だと思います。
孤児院はリドルにとって、劣悪な環境だったのでは、ないでしょうか。
加えて、他人とは違う、魔法の力を持つことで、リドルは優越感を持ち、自分は特別な存在だと思うようになります。
魔法学校に入っても、優秀で外見も美青年でしたので、周りからちやほやされたと思います。
周りの期待が、混血であるという、コンプレックスを刺激したのでしょうね。
父親を嫌っていたように、マグル(人間)を嫌い、マグルの血が、半分でも流れている混血を嫌い、そして自分の中に流れている、マグルの血が許せなかった。
少年時代から思春期と、環境がヴォルデモート卿を作ったのだと思います。
ヴォルデモートは、自分の家(国)が欲しかったのでは、ないでしょうか。
Happy birthday to… uhm… we’d better not say. pic.twitter.com/aYcllOrqLx
— Harry Potter Film (@HarryPotterFilm) 2014年12月31日
ダンブルドアの場合
彼に関しては、表立ったサイコパスではないと思います。
彼の少年~青年期を考えると、悲劇的ではあります。
弟アバーフォースの話によって、明かされますが、弟の彼は、兄であるアルバスを尊敬の目では見れないようです。
青年の時に、自分の栄光や名誉を求めしまい、グリンデルバルドと意気投合して妹を死なせてしまったことや、必要に駆られたら、ハリーでさえも冷徹に死に導く計画を立てたりしたことから、サイコパスだと思ってしまうのかもしれません。
敵対する者には、容赦がありませんしね!
ただ、サイコパスの特徴に当てはめると、①と⑤に当てはまるかなぁ…と思うくらいですね。
“Severus. Please.” – Dumbledore #RIPDumbledore #HarryPotter pic.twitter.com/6DQAf3YiCX
— Harry Potter Film (@HarryPotterFilm) 2015年4月11日
グリンデルバルドの場合
ここからは、ファンタスティック・ビーストの内容を含みますが、彼グリンデルバルドは、サイコパスだと思います。
ただ、幼少期が分からないので、後天的なソシオパスなのかもしれません。
ヴォルデモート卿が現れるまで「史上最強かつ最も危険な闇の魔法使い」でありました。
彼は、ヴォルデモートと共通するものが、沢山あります。
頭脳明晰で、無慈悲でプライドが高く、自己中心的でもあり、ダンブルドアの弟に磔の呪文をかけたのは、純粋に相手が苦しんでいるのを楽しんでいる、サディスティックな所がありました。
でも、ヴォルデモートと違う、大きなところが1つあります。
恐怖で周囲を平伏させるヴォルデモートに対して、彼は「自分から進んで従いたい」と周囲に思わせるのです。
どちらも、最強で最恐の闇の魔法使いだと思いますけどね!
彼をサイコパスの特徴に当てはめると、①~⑥に当てはまります。
Gellert Grindelwald: Dark Wizard at Large #FantasticBeasts pic.twitter.com/aPMPyeL2O1
— Fantastic Beasts (@BeastsMovieUK) 2018年9月24日
まとめ
まとめますと、トム・リドル(ヴォルデモート)とグリンデルバルドはサイコパスで、ダンブルドアはサイコパスかも?という事になりました。
3人共が、偉大な魔法使いです。
リドルとグリンデルバルドは、闇の魔法使いだっただけなのです。
強大な力を持って使い、後悔をしたのは、ダンブルドアだけでした。
後悔をしなかった、残りの2人がサイコパスであるのだと、私は思います。
サイコパスと聞くと、恐ろしい人だと考えますが、その人の背景を見ると恐ろしいだけではないと、考えさせられますね!